検見川聖書バプテスト教会
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  今を感謝して生きる  

2009年2月22日(日) 礼拝説教要旨
説教者:高田 厚 師

聖書箇所:コロサイ3章15節、Iテサロニケ5章18節

コロサイ3章15節
キリストの平和が、あなたがたの心を支配するようにしなさい。そのためにこそあなたがたも召されて一体となったのです。また、感謝の心を持つ人になりなさい。

Tテサロニケ5章18節
すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。

説教要旨

2009年度の検見川教会の教会目標は「今を感謝して生きる」です。感謝は神の民の最大の特徴の一つですが、私たちが置かれている現実の中で、どのようにすれば「今」を感謝して生きられるのでしょうか。

<「今」とどう向き合うかが鍵になる>
そのための鍵となるのが「今」とどう向き合うかです。もし、私たちが現在の自分の境遇を不満に思い、自分の能力や性格を悲観的に捉え、まわりの人に対して要求してばかりであったとしたら、今を感謝する心は持てないでしょう。そのような人は、人生を虚しくする要因である、自分に対する劣等感や思い煩い、他者に対する批判の思いで心が支配されてしまうことでしょう。

世に生きる多くの人にとって感謝できるかどうかの基準は、目の前の物事が自分の思い通りに進むことのようです。しかし、私たちは、神の摂理の中に生かされている者として、「今」自分が置かれている状況の中で、物事の背後にある神の御心に目を留め、心の中で思い巡らす必要があるのではないでしょうか。

<教会が直面している「今」とどう向き合っているだろうか>
上記の点を踏まえつつ考えてみたいことは、私たちは教会の一員として、教会が「今」置かれている状況とどう向き合っているかということです。教会は確かに、神様の祝福と守りの内に置かれています。二名の献身者が神学校で学び、牧師交代も守られ、教会員は結束を強めて主から与えられたビジョンの実現に向かって前進しています。

しかし一方で、幾つかの点において楽観視できない現実があります。教会内を見渡せば、教会の子ども離れ・教会員の高齢化という課題があります。また教会員それぞれが様々な困難にも直面しています。私たちは、神様に感謝できる良い面だけを見ていれば良いのではなく、このようなマイナスと思われがちな面ともしっかりと向き合う必要があるのではないでしょうか。そこで大切なのは、順境であれ逆境であれ、教会が直面している「今」と私たち一人ひとりがどう向き合うかということなのです。

< すべてをご支配されている神を認め、「今」を感謝して生きよう>
私たちは信仰者として、現実の目に見える要因だけを見て「今」を悲観的に捉えて意気消沈することのないように気を付けなければなりません。そのような「今」の捉え方は、失望や不満の種を蒔くことになり、教会の「今」と関わってくださっている神様から目を背けることにつながっていくのです。むしろキリストにある救いを頂いた者として、「すべてのことについて感謝しなさい」(Iテサロニケ5章18節)、「感謝の心を持つ人になりなさい」(コロサイ3章15節)と聖書が繰り返し勧めているように、教会の「今」と積極的に関わっておられる神が、常に最善の状態を与えてくださっていることを認め、そのことゆえに「今」を感謝することが大切なのです。教会に集う人々が神にあって「今」を感謝するならば、そこに喜びや希望、平安という神の民が奏でる音色がこの世にあって響きわたっていくことでしょう。詩篇100篇4節

 
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