検見川聖書バプテスト教会
HOME教会案内メッセージギャラリーイベント全国の教会問い合わせ
  心のふるさとに帰って  

2007年4月22日(日) 礼拝説教要旨
説教者:三澤 隆男 師

聖書箇所:マタイの福音書11章28節

すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。

説教要旨

私たちは、学校でも職場でも、とげとげしい人間関係や厳しい要求を受けて暮らしている。多くの人が、過度の緊張や慢性的な心的疲労を蓄積させている。ストレスを軽減し、疲れを心身ともに解きほぐしてくれる「癒し」を、私たちは今、切実に必要としている。

「癒し」は、ケガが「治る」のと意味合いが微妙に違う。元来は民俗学の用語で、何かの原因で地域社会や共同体から孤立してしまった人を、再びみんなの中に仲間として迎え入れること指しており、そのための音楽や踊りを交えて共同体へのつながりを再構築することをも意味するそうだ。「治る」の機能回復だけではなく、「癒し」は仲間からケアを受け、慰めや励ましをもらうという心理的人格的な意味を含む。だから香りや音楽による癒しはその一部に過ぎず、本質部分はスピリチュアル(霊的)な面にある。

確かに人はみな、不自然に暮らしている。本来なら、この宇宙を創造された神の下で、神の恵みの支配に身を委ねて生きるものであったが、人は創造主を否定し、独立を宣言、神なしの自分の力や考え方で生きて行こうとして今日に至っている。それは、肥料なしの鉢に植わった草木のようなものだ。辛うじて生きてはいても元気はなく、しっかりした実を結ぶこともできない。不自然な生はまたストレスをも与える。

私たちは、創造主の懐に帰り、神の赦しと愛を受けて生きることが、本来である。それを聖書は「本当の癒し」と言い、キリストを信じることで、誰にでも、無償で提供される「恵み」だと紹介している。「しかし、わたし(神)の名を恐れるあなたがたには、義の太陽(キリスト)が上り、その翼には、癒しがある。あなたがたは外に出て、牛舎の子牛のようにはね回る。」(旧約聖書)。あなたが、もしキリストを信じるなら、正義と愛を得て、牛舎から解き放たれて戸外を飛び跳ねる子牛のように、元気と力を取り戻すのだ、と聖書は約束する。ここに真の癒しがある。

 
Copyright (C) Kemigawa Bible Baptist Church All Rights Reserved.